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DHAやEPAが不足するとどうなる?


DHAやEPAが不足すると、こんな怖いことが起こる!という可能性をまとめてみました。

私たちの体は、いろいろな成分が集まって健康を作り出しているので、DHAやEPAが不足しただけでこれらの症状が出てくることはありません。

ですが、DHAやEPAがこれらの症状を防ぐのに大きな役割を果たしているのは事実です。

DHAが不足するとこうなる!


脳の萎縮や血管障害が増える


DHAは脳の関門を通り抜けることができる数少ない栄養素の一つです。

脳の関門を通り抜け、そのままダイレクトに脳に運ばれて、血管壁や脳細胞壁などを柔らかく保ち、神経細胞間の情報伝達をスムーズにする力があります。

赤血球中にDHAが不足すると、脳の萎縮や血管障害が増えることがわかっています。

脳の萎縮や血管障害は加齢によっても進行するため、予防のためにDHAを積極的に摂ることをすすめる動きもあるようです。

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心臓病の発症リスクが上がる


血中DHAが低下した人の中に心房細動(心臓病の一種)にかかる人が多いことが知られています。

心房細動とは、高齢者に多い不整脈ですが、辛抱の正しい収縮と拡張ができなくなる状態のことを指します。

心房細動が起こると、心臓から押し出される血液量が20%減少します。

その分、運ばれる酸素と栄養素が足りなくなるので、軽い酸欠状態になります。

この状態が続くと心不全になります。

血中DHAを低下させないことは心房細動の発症リスクを下げることに役立ちます。

心筋のエネルギーはミトコンドリアが生むものが多いのですが、この心筋ミトコンドリアに作用するのはたくさんある脂肪酸の中でもDHAだけです。

胆管炎のリスクが上がる


胆管とは肝臓で合成された胆汁を十二指腸へ運ぶ管のことです。

肝臓と近い場所にありますので、肝臓に影響を及ぼしやすい部位でもあります。

発熱や痛み、黄疸などが出ますが、高齢者では症状が出にくく、気が付いたときには重症化しているということも珍しくないようです。

胆管炎の指標になるアルカリホスファターゼは、DHAを長期摂取していると大幅に減るという傾向があります。

逆にDHAが不足している状態が長く続くと、アルカリホスファターゼ考えられます。

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EPAが不足するとこうなる!


脳卒中発症リスクが上がる


EPAには悪玉コレステロールを減少させる作用が知られています。

悪玉コレステロールが高くなると脳卒中の再発が起きやすくなることが知られています。

一度脳卒中を患ったことのある方の中で、再発するリスクはEPAを摂っている人と摂っていない人では20%の差が出ました。

このことから、EPAを摂らない人の脳卒中再発率は、摂っている人の発症率を100%とすると120%になるという可能性があります。

関節リウマチが悪化する


EPAを8か月間摂取したことで関節の圧迫感や腫れの改善がみられるという調査結果があります。

実際に血液中に炎症物質のロイコトリエンB4やデヒドロトロンボキサンB2、プロスタグランジン類が低下するという効果もあります。

EPAの摂取がない場合、これらの炎症物質の低下が見込めなくなります。

そのため、関節リウマチの痛みや症状の進行度も、ひどくなってしまうということが考えられます。


両方が不足するとこうなる!


トリグリセリド血症が進行する可能性


トリグリセリド血症とは、脂質異常症のことです。

少し前までは高脂血症と呼ばれていました。血液中の中性脂肪が高くなることによって、動脈硬化などのさまざまな病気が進行するもとになります。

血液中に含まれている脂質は、中性脂肪と善玉・悪玉コレステロールがあります。

この3つのバランスが取れていると、動脈は柔らかさを保つことができます。

ところが、脂質や糖質を摂りすぎることによって血中中性脂肪が高くなったり、悪玉コレステロールが増えて善玉コレステロールが下がるなどバランスが乱れると血管は硬化し、動脈硬化の原因になります。

DHAやEPAは中性脂肪の代謝を高める働きかけをしますので、この血症を予防したり、改善したりするサポートができます。

喘息症状スコアが上がる可能性


特に小児気管支喘息を持っている方に、DHAとEPAを連続で10か月摂取させたところ、喘息症状スコアが改善されたという実験結果があります。

喘息患者にはアセチルコリン過剰反応という反応があるのですが、その反応も改善されたようです。

喘息にどのように働きかけるのかの具体的なメカニズムはまだわからない点も多いのですが、DHAとEPAはつらい喘息症状を和らげる役に立つということです。

前立腺がんのリスクが高まる


前立腺がんの発症リスクはDHA・EPAを摂取することで6割に抑制できるという研究結果があります。

EPA単体でも6割、DHA単体でも6割という抑制結果のようです。


必ずしもDHA・EPAだけではないけれど…


人間の体はさまざまな栄養素で構成されています。

DHA・EPAはどちらも体内で合成できない栄養素なので、積極的に外から食事やサプリメントとして摂ることが推奨されています。

ですが、DHAさえあれば脳の萎縮や防げるか、EPAだけ摂取していれば前立腺がんは防げるかというとまた話は違ってきます。

栄養素はお互いがお互いに補い合って身体を作っているので、どれかが極端に不足すると影響は出ますが、他の栄養素の働きも決して無視できません。

バランスの良い食生活、適度な運動を心がけて健康的な生活を送ってください。

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