1. ホーム
  2. 子ども
  3. ≫DHAとEPAは発達障害に効果があるの?

DHAとEPAは発達障害に効果があるの?


発達障害とは、自閉症、学習障害など、「何らかの中枢神経の機能不全によって起きる障害」のことです。

発達障害児の割合は6.5%に及ぶとされます。発達障害にDHAとEPAは効果があるのかについて説明します。

発達障害にDHAとEPAは効果があるのか?


条件付きで「効果がある」と言えそうです。

条件とは、

  • 食事の中にDHAとEPAが明らかに不足している
  • DHAとEPAの不足がそのお子さんの発達障害の原因である

という場合にDHA・EPAは「効果がある」可能性があります。

普段の食事の中でDHA・EPAが豊富に含まれている食事をとっているなら、新たにDHAやEPAを加えたところで効果が出るとは考えにくいものです。

また、発達障害の原因は何かということは後述しますが、まだ原因解明については資料が乏しく、研究途上であることから「何か特定の物質が発達障害緩和に効果がある」とは断言しにくい状態です。

DHAとEPAは、発達障害に効果があるサプリメントとして薬に抵抗があるお子さんの保護者の方を中心に支持されています。

日本ではまだはっきりした研究結果は出ていないようですが、アメリカではADHDとの関係を示唆する論文もあるようです。

DHAは細胞膜に含まれる成分です。また、脳への関門を潜り抜けて脳に到達することができる数少ない物質としても注目されています。

DHA・EPAはオメガ3系脂肪酸として注目されている物質です。

認知症にも効果を及ぼすという可能性が指摘されているので、発達障害にも効果があるのではと考えられているようです。

子ども用のDHAサプリメントの効果は?安全に飲めるサプリ

発達障害の様々なタイプ


発達障害と一言で言っても、様々なタイプがあります。

下に主な4つを上げました。これは最近さらに細分化されてきているのですが、大まかにはこの4つに分類されると文部科学省は発表しています。

時期

3歳くらいまでに発現

特徴

  • 他人との関係を作るのが難しい
  • 言葉が遅い
  • 興味や関心が狭く、固執しがち

原因

中枢神経系の機能不全と推定されている


高機能自閉症(HFA)

時期

3歳くらいまでに発現

特徴

  • 他人との関係を作るのが難しい
  • 言葉が遅い
  • 興味や関心が狭く、固執しがち
  • 知的発達の遅れはない

原因

中枢神経系の機能不全と推定されている


学習障害(LD)

時期

全般的な知的発達に遅れはない

特徴

  • 聞く、話す、書く、読む、計算する、推理するの能力のうち、特定のものが習得できない
  • 知的障害、視覚障害、聴覚障害などとは関係がない

原因

中枢神経系の機能不全と推定されている


注意欠陥・多動性障害(ADHD)

時期

7歳くらいまでに発現

特徴

  • 衝動性、多動性を特徴とする
  • 社会的な活動や学校生活に支障をきたす

原因

中枢神経系の機能不全と推定されている


原因はすべて、中枢神経系の機能不全と「推定」されています。

推定なので、はっきりと決まったわけではありません。

発達障害とされる6.5%の子どもの内訳は、4.5%は学習面での困難があり、3.6%は行動面での困難があり、1.6%は学習面と行動面で困難があると分類冴えています。


発達障害になったら、通常級へ行けないの?


発達障害の中でもLD(学習障害)とADHD(注意欠陥・多動性障害)は、平成18年度から通級に加え、十分な配慮があれば通常級でも授業を受けることが可能になりました。

ですが、発達障害の程度や現れる状態はひとりひとり違いますので、一つの学級の中に何人も違うタイプの発達障害の児童がいることは担任の手に余るとして、通級の時間を増やしたり、支援学級へ行くなどの判断をされる場合もあるようです。

早い時期の教育相談や、ソーシャルスキルトレーニングと言われる社会的な関係を作るための勉強なども必要です。

DHA・EPAも大切ですが、お子さんのソーシャルスキルトレーニングやストレスマネジメントの勉強と合わせてご活用ください。


DHAに関する研究が遅れているわけ


DHAは、実は100%純度のものを人が食べたらどうなるのかという研究をされたことがありません。

そのため、「DHA単体はこんな効果が!」とうたっているサプリメントには注意が必要です。

DHAは常にEPAも含まれた魚油の研究結果が語られているだけです。

DHAに対する効果は、魚油に対する効果です。

なので、「網膜にある、脳細胞の細胞膜にある。細胞膜にあるということは神経細胞の発達にも大きくかかわっているに違いない。だから、発達障害にも効果があるだろう」という憶測で語られていることが案外多かったりします。

ただ、DHAは細胞膜に含まれる物質のため、脳が発達して神経細胞を生み出す過程で必要とされる物質であることは間違いありません。

「脳が作られる成長期の子どもにはDHAを、成長してからはEPAを」と言われますが、DHAを摂取させるなら小さければ小さいほどよい、ということが言えそうです。

EPAの純度100%のものを食べたらどうなるかということは研究されています。

その結果、純度の高いEPAの製剤などが生み出されています。

DHAの研究結果も待たれます。サプリメントは医薬品ではないので、急激な変化はありませんが、急激な害もありません。

摂取したほうがいい栄養素であることは確かなので、栄養補助の一環という気楽な気持ちで利用するのが良いようです。

子どもにおすすめのDHA・EPAサプリメントはこちら。