DHAとEPAは薄毛や抜け毛に良いのか?
日本人なら、男性の3人中1人は必ず悩んでいるといわれる悩みが抜け毛と薄毛です。
さまざまな原因で起こるといわれていますが、その悩みにDHAとEPAが効果があるといわれています。
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目次
薄毛・抜け毛の原因は何?
諸説あるので紹介します。人によってはこのうちの1つだけでなく、いくつかの混合型もあるようです。
一概にまとめられないので、薄毛や抜け毛に絶対的な効果がある薬が作れないのだといわれています。
血行不良説
頭皮の血流が悪くなることによって、毛根にある毛乳頭細胞に十分な栄養が行かないことによって薄毛や抜け毛が起きる、という説です。
髪の毛の一番根元のところには、毛乳頭細胞という細胞があり、この部分に血液が栄養を送り込むことで毛が成長します。
あまり血流が良くない場合、毛乳頭細胞に十分な栄養が送り込まれません。
そのため、細胞が毛を捕まえておけなければ抜け毛に、捕まえておけるけれど栄養不良の場合は薄毛になると考えられています。
血行が悪くなる原因は主に2つ
血行が悪くなる原因は、大きく分けて2つあると考えられています。
1つは、血液そのものの状態が悪くなる、いわゆるドロドロ血になること。
もう1つは成長などに伴い、一時的に頭皮が緊張した状態になることによって生まれる血流不良です。
頭蓋骨の成長と頭皮の成長では、頭蓋骨が先に成長します。
そのあと頭皮が成長してくるわけですが、ちゃんと頭皮が成長するまで、いわゆる「突っ張っている」状態に置かれます。
頭皮が突っ張っている状態だと血流は悪くなります。
そのことによって、一時的に髪の成長等に悪影響が出ることがあるようです。
脂漏説
脂漏というのは、皮脂が非常に多い状態になることです。
頭皮から分泌された脂が毛穴をふさいでしまうことによって、毛の成長を妨げてしまうことが抜け毛や薄毛の原因だと考えられています。
毛穴に脂が詰まってしまうと、毛穴が開きっぱなしになって毛を捕まえておく働きが鈍くなると考えられています。
過度の脂は、頭皮に炎症も起こします。炎症が起きるとそこから抜け毛になったり、薄毛になったりということもあるようです。
脂漏の原因もいろいろ考えられているのですが、主な原因としては「乾燥」ではないかと考えられています。
乾燥は、頭皮の表面の細胞に十分な水分がいきわたっていないから起きることです。
水分の元も血液ですから、遠因はやはり血液の状態にあるということができそうです。
男性ホルモン説
男性ホルモンの分泌が多くて、毛乳頭細胞の分裂が抑制されてしまうから抜け毛や薄毛になるという説です。
これは今までに一番多く言われてきた説で、一番多く信じられている説でもあります。
DHA・EPAは、これらすべての原因に効果があるとみられているのです。
DHA・EPAが薄毛・抜け毛に効果がある理由
血液をサラサラにして毛根細胞に栄養を届けるから
DHA・EPAは血液や細胞に働きかける効果があるといわれています。
特に、薄毛や抜け毛の主な原因だと考えられている血行不良の改善に効果が期待されているのです。
DHAには細胞に働きかけて細胞膜を柔らかくする働きがあります。
細胞膜が柔らかくなることによって、血管からの栄養を取り入れやすくなると考えられています。
EPAは血液に働きかける効果があります。
俗にいうドロドロ血をサラサラ血に変える効果があり、EPAはドロドロ血を防ぐための薬にもなっているほどです。
細胞膜を柔らかくして栄養を取り込むための準備をし、血液をサラサラにしてすみずみの毛根まで栄養を届けることが薄毛や抜け毛のケアの第一歩です。
薄毛の原因物質に対抗できるから
薄毛には原因物質があると考えられています。
ジヒドロテストステロン、その原料となる5αリダクターゼという物質がそれです。
DHAはこの物質と対抗できる物質なのではないかという見方が最近強まり、たいへん注目を集めています。
脂質低下作用があるから
DHAには、体内の脂の量を低下させる作用があります。
体内の脂の量を少なくすることによって頭皮から分泌される脂の量も少なくする効果があるとみられています。
過剰な脂質は頭皮にダメージを与えます。
毛穴に詰まれば、きゅっと毛をつかんでいるはずの毛穴が開いてしまい、毛をつかみきれなくなってしまって抜け毛の原因にもなります。
脂質の過剰分泌のもう一つの原因、細胞の水分不足にもDHAとEPAは効果があります。
細胞膜を正常に保ち、きちんと水分をためておける細胞を作るDHAと、血液をサラサラにすることによって細胞の老廃物の代謝を促し、適切な水分を与えることができるEPAの働きで、適度に水分を含んでいる細胞に導く効果が予想されています。
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抜け毛と薄毛に効果的なサプリメントは?
DHAとEPAを理想的な摂取量に近づけてくれるサプリメントがきなりです。
抜け毛や薄毛が気になる年代は、健康診断も気になる年頃です。
DHAとEPAは、抜け毛や薄毛への効果だけでなく、血液をサラサラにする効果があります。
そのため、動脈硬化などの生活習慣病の予防にも役立つとして注目されています。
ですが、DHAとEPAは非常に酸化(=劣化)しやすく、保存のための添加物などが不安なため、今までサプリメントを使ってこなかったという方もいらっしゃるようです。
きなりは、南極オキアミ由来のDHAとEPAも使っています。
南極オキアミ由来の油は赤い色をしています。これはアスタキサンチンの色です。
アスタキサンチンは自然界最強と言われるほどの酸化防止力を持ちます。
きなりに使われている油は自然の酸化防止剤が最初から配合されている油なのです。
DHAもEPAも年齢とともに減少していくので、加齢によって髪が薄くなったり抜けてきたりするのはしかたがないことなのかもしれません。
ですが、もうすこし髪のおしゃれを楽しみたい!という方は対策をしてみてもよいのではないでしょうか。
急に抜け毛が増えた方は病院へ
年のせいかな…と思っていると、病気を見逃してしまうこともあります。
病気の症状のうちに「脱毛」がある病気をご紹介しておきます。
急に抜け毛が増えた方は、病院で一度診察してもらうと安心です。
甲状腺機能低下症
脱毛のほか、肌の乾燥、顔のむくみが起きます。
髪の毛だけでなく、眉毛も薄くなるという特徴があります。女性に多いようです。
鉄欠乏性貧血
胃腸障害と同時に起きることもあります。
髪の毛の材料が枯渇してしまうと新しい髪を作る機能が弱まりますので、鉄分や微量ミネラルはきちんととりましょう。
脱毛のほか、頻繁な立ちくらみなどが起きます。
膠原病
自己免疫疾患の1つです。口内炎や、寒くなると手足が紫色~白になるという症状が出ます。
これらの病気は、「単なる抜け毛」として放置しておくうちに症状が進行してしまうことがあります。
きちんと異常がないことを確認したうえで、DHAとEPAの力を借りてください。
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公開日:2018年05月12日 最終更新日: