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DHAは視力回復に効果?【ルテイン・ブルーベリーとの違い】


視力回復といえばルテインやブルーベリーですが、DHAもまた視力に影響がある成分として知られています。

ですが、ルテインやブルーベリーとDHAは視力に対するアプローチが違います。視力に対するアプローチをまとめました。

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DHAが視力に及ぼすアプローチ


近視や動体視力の改善に役立つ


DHAは、網膜に入り込むことができる数少ない成分のうちの一つです。

網膜は、動いているものに対してピントを合わせる働きを持っています。

このピントの反応が鈍くなると、止まっているものに対しても見る距離に対して焦点が合いにくくなるため、ぼやけて見えたりするようになります。

この状態が近視です。

動いているものに対してピントを合わせることのできる能力は、動体視力と言われます。

頭の働きとも密接に関係するといわれています。動体視力は網膜の反射スピードによって変化します。

DHAはこれらの働きを高めることができるため、近視や動体視力の改善に役立つとみられています。

脳の働きと視力は大きな関係があるといわれています。

脳の働きが落ちることによって視力も落ちてしまうといわれます。

DHAは網膜だけでなく、脳にも入り込み、脳細胞の細胞膜を柔らかくするという効果を持っているようです。

脳から視力へのアプローチも期待できそうです。

網膜のピントの問題は加齢だけによるものではありません。

若くてもピントが狂ったり、焦点を合わせる働きが鈍くなることはあります。

ルテインやブルーベリーが加齢による機能の低下に大きく影響を与えるといわれているのに比べ、割合全年齢向けの視力対策ということができるでしょう。

ルテインが視力に及ぼすアプローチ


目の病気予防に役立つ


ルテインが効果があるといわれている目の病気は次の通りです。

  • 黄斑変性症
  • 白内障
  • ブドウ膜炎

失明原因にもなる2つの病気に対する予防効果が見込まれています。

ルテインはとても抗酸化作用の強い成分です。

抗酸化作用は活性酸素の害を除去することができるため、加齢が原因で起きる黄斑変形症の発症リスクを低下させることができるといわれています。

白内障は目に有害な光を浴びすぎることによって水晶体のたんぱく質が濁って見えなくなってしまう病気です。

ルテインには目に有害な光を吸収してくれるという特性があるため、目を守ってくれます。

実際に、ルテインをたくさん摂っている人は白内障の発症リスクが低いという報告もあるようです。

ブドウ膜炎とは目のブドウ膜に起きる炎症で、視力低下につながるだけでなく視界のゆがみなどにもつながります。

コントラスト感度の改善に役立つ


目には黄斑と言われるポイントがあります。薄く黄色っぽくなっているところです。

ルテインは黄斑部に蓄積されると目のコントラスト感度を上げるという働きがあります。

コントラスト感度とは、色の濃い・薄いを見分ける能力のことです。

濃淡が感じられなくなると、のっぺりとした風景に見えてしまうので遠近感がわからず、視力の低下につながることもあります。

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ブルーベリーが視力に及ぼすアプローチ


目の疲れを改善、予防する


ブルーベリーのアントシアニンが加齢や目の疲れからくるかすみやぼやけ、しょぼつきを緩和させたり予防したりする効果があります。

デスクワークで目を使うことが多かったり、年を取ってきて目がかすんだりするようになった方に向いています。

アントシアニンは強い抗酸化作用を持つ成分なので、活性酸素から目を守る働きをします。

加齢からくる目の機能の衰えの予防になります。

ビタミンAも含まれていますので、俗に「鳥目」と言われる、暗いところで物が見えにくくなる状態になることを予防することができます。


自分の悩みに合わせることが大切


このように、DHA、ルテイン、ブルーベリーは役立つところが違います。

純粋に「視力を改善したい」という意味でしたらDHAが適していますし、「加齢による眼病を予防したい」にはルテインが、「加齢や激務による目の疲れ」にはブルーベリーが向いているといえそうです。

視力は、「ここまで悪くなったら低下が止まる」ということはありません。

ただし、失明を除きます。どんどん視力が低下し続けている人は、このままどんどん低下し続ける可能性があります。

眼科の医療技術も進化してきましたが、やはり自分の目で最後まで見るということは大変大事なことであると思います。

自分の目の悩みはどこから来るものなのか、何を改善したいのかによって必要な成分は変わってきます。

視力が落ちたり、目の病気になってしまうと生活の質は大きく変わります。

目的に応じて摂る成分を変えることが一番なのは言うまでもありませんが、どの成分も過剰摂取は厳禁です。

ですが、どの成分も喧嘩するような作用はありませんので、もちろん併用することが可能です。

必要なものを食事やサプリメントで摂取して、元気な「視」生活を送ってください!

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