犬用のDHA・EPAサプリメントはある?
犬は日常的に魚を食べるイメージはないのに、犬用のDHAやEPAのサプリメントがあります。
このサプリメントは何の目的で飲ませるものなのでしょう。
目次
犬にDHA・EPAサプリメントが必要なのはなぜ?
DHA・EPAはオメガ3系の脂肪酸です。オメガ3系脂肪酸が人間に与える影響は、次のようなことが知られています。
- 認知症の予防に効果がある
- 網膜の機能を高める
- 脳の発達を助ける
- 皮膚疾患を予防する効果がある
まだ研究の途中ですが、このうちの「認知症予防」については、人間だけでなく、犬・猫にも同様の効果があるといわれています。
ペットは大事な家族です。
技術の向上や住環境・食環境の変化により、犬の寿命も昔よりは伸びてきました。
人間と同じく犬も寿命が延びてくると認知症など、人間と同じ細胞の老化による病気にかかるようになります。
悲しい病気での別れを予防するために、犬用のDHA・EPAサプリメントも市販されているのです。
犬にDHA・EPAをあげるときに気を付けること
DHA・EPAは魚油由来なのですが、人間のものは品質に細かな規定があっても、犬用のものに細かい規定はありません。
規定がなくて何が困るかというと、魚油に含まれがちな水銀の存在です。
海には工業排水が流れ込んでいます。日本では工業排水の規定も進んでいますが、世界の海はつながっています。
工業排水の規定が定められていなくて、水銀を含む水をどんどん海に排出している国もあります。
魚は水銀を脂肪の部分に蓄えます。その魚を食べた大きな魚は、小さな魚に含まれていた水銀を脂肪の部分に蓄えてしまいます。
食物連鎖の中で上のほうにいる魚ほど、脂肪内の水銀含有量は高いのです。DHA・EPAは魚の脂肪から抽出されます。
そのときに、粗悪なものだと水銀も除去されずに含有されてしまっている場合が多いのです。
だったら人間のものをあげるのはどうでしょう?
人間のものを上げてもOK、という説も確かにあります。ですが、人間と犬では体の大きさが違います。
人間の分を犬にあげるのは、確実にあげすぎです。
あげすぎたときにどういうことになるのかは、まだわかっていません。
人間のサプリメントをあげたい場合には、量の調節が必要です。
犬種によっても違いますので、獣医さんに相談してください。
犬用DHA・EPAサプリメント紹介
アルジェオメガ
海洋汚染の影響を受けない藻類から抽出したDHA・EPAをもとに作られた、犬と猫のためのオメガ3系脂肪酸のサプリメントです。
藻類の中でもDHA・EPAが含まれているものを完全管理培養したものなので、水銀などの含まれる余地がありません。
Pet Health(ペットヘルス)ARA+DHA
主に犬の認知症予防を目的として、10歳を超える老犬に与えることを推奨されているサプリメントです。
脳の細胞の老化を防ぐ抗酸化物質、アスタキサンチンも配合されています。
アスタキサンチンはビタミンEをしのぐ抗酸化作用があります。
DHA・EPAの細胞への働きかけと、アスタキサンチンの抗酸化作用によって、老犬との楽しい暮らしをサポートするサプリメントです。
DHA・EPAを含むものは、サプリメントだけでなくドッグフードにもあります。
DHA・EPA入りドッグフード紹介
犬心 糖&脂コントロール
人も食べられるくらいナチュラルな特別療法食ドックフード。
安心の国内製造で、防腐剤や合成調味料、着色料、香料などが無添加です。
犬のクッシング症候群、膵炎、甲状腺機能低下症、高脂血症、糖尿病、メタボ肥満、脂質代謝異常症の7つの病気やトラブルを予防します。
オメガ3・6脂肪酸を低温手作り製法にて、酸化を防いでいます。
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100%無添加原料を使っているため、添加物が心配な方にも安心です。
アランズのナチュラルドッグフードには食品アレルギーがあったり、食事療法を受けていたり過敏症だったりする犬にも大丈夫なように、アレルゲンとなる小麦や大豆・とうもろこしや牛肉・豚肉を使用していません。
DHA・EPAと同じくオメガ3系の脂肪酸であるα-リノレン酸が含まれているアマニを使用しています。
アマニは機能性食品としてさまざまな商品に使われています。
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