1. ホーム
  2. 安全性
  3. ≫トランス脂肪酸の少ないマーガリンってあるの?

トランス脂肪酸の少ないマーガリンってあるの?

マーガリン
トランス脂肪酸が身体に良くない、というのはなんとなく耳に入りますよね。中でも、トランス脂肪酸を含む食品で、最も身近ともいえるのが「マーガリン」です。

でも、マーガリンのない食卓って考えられない人も多いはずです。ならば、トランス脂肪酸の少ないマーガリンがあれば使いたい、と思いますよね。

トランス脂肪酸の少ないマーガリンってあるの?

一般的に、日本国内で製造・販売されているマーガリンには、平均して100グラム中7グラムのトランス脂肪酸が含まれているといわれています。

でも、これはメーカーにより様々です。

また、日本ではトランス脂肪酸含有量の表示を義務付けられていないので、含有量を開示しないメーカーさえあるのです。

大体のメーカーは、積極的に情報をオープンにはしていませんが、ホームページまたは電話で問い合わせると答えてくれます。

例外としては、マリンフードという会社は非公開として、開示に応じてはいません。

(余談ですが、マリンフードは、学校給食向けのマーガリンを販売していますから、ちょっとこれは気になりますね。「公開できないほどの数値なのか」という声もきかれます。)

ちなみに、バターにもトランス脂肪酸は含まれてはいます。大体100グラム中1.95グラムではありますが、マーガリンよりはだいぶ少ないですよね。

ただ、バターは摂り過ぎれば、動物性脂肪過多・コレステロールが気になりますし、値段もマーガリンに比べては高いし、手に入りにくいときもあります。

でも、これらの点が気にならなければ、バターを選ぶという選択肢もありかもしれません。

国内のトランス脂肪酸が少ないマーガリンは4つ

国内で流通しているマーガリンで、トランス脂肪酸の含有量が少ない製品は下記です。

  1. 創健社 発酵豆乳入りマーガリン 含有率:100g中約0.3%
  2. 創健社 紅花ハイプラスマーガリン 含有率:100g中約0.3%
  3. 小岩井マーガリン ヘルシータイプ 含有率:100g中約1% 
  4. 雪印 ネオソフト 含有率:100g中約0.8%

トランス脂肪酸が全く含まれていないマーガリンってあるの?

日本ではトランス脂肪酸の含有率が、商品100gあたり0.3g未満なら、ゼロと表示ができることになっています。

(カロリーゼロと同じですね。まったくゼロでなくてもゼロと書けます)ですので「トランス脂肪酸ゼロ」と書いてある商品でも、実際は微量のトランス脂肪酸が含まれている可能性が高いので、よく表示を見てみましょう。

「CBフランス フリー 発酵バター入り」という商品があります。こちらも、原材料をくわしくみると、トランス脂肪酸は1.0%以下とかいてあります。

この商品は、乳化剤フリーでもあるそうで、かなりヘルシー志向です。原産国はデンマークです。

デンマークは、2004年からトランス脂肪酸が2%を超える商品の販売を禁止しています。こういった国の製品で輸入されているものを選ぶのも、選択肢かもしれません。